肺動脈絞扼術を終え、退院した後の生活はどんなものか

家族の歩み

房室中隔欠損症の第一の手術として受けた、肺動脈絞扼術を無事に終えて、退院した後の自宅での生活はどういうものなのか、これから同じような治療や手術を迎える子どものママパパに、少しでも情報を共有できるように、できる範囲ですが公開したいと思います。

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退院してからの生活

生まれてすぐに房室中隔欠損症と診断されたヒナちゃんですが、退院するまでの1ヶ月半の間に2回の手術を受けました。

そのときの様子をまとめた記事は以下の2つです。

まずは、肺への血流を抑えるために肺動脈を閉める「肺動脈絞扼術」を行いました。

そして、術後の合併症が発症してしまったために、その治療として「心嚢ドレナージ手術」を行いました。

2つ目の手術も無事に成功し、ヒナちゃんは生まれて1ヶ月半が経過してようやく我が家に帰ってくることができたんです。

退院後の生活では、注意しなければいけないことが3つありました。

1. あまり泣かせ続けてはいけない

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「赤ちゃんは泣くことが仕事」とよく言いますが、ヒナちゃんに関してはこれは注意事項でした。

なぜなら、泣き続けることで心臓に負担がかかるからです。

担当の先生が言うには、泣き続けることは「大人が短距離走を走ったときと同じ」くらいの心臓負担がかかるそうです。

普通の赤ちゃんなら、心臓や肺を鍛えるために泣かせることも必要かもしれませんが、心臓の手術をしたばかりのヒナちゃんには負担が大きすぎます。

上の子であれば、少しくらい泣かせて待たせることもありましたが、ヒナちゃんの場合にはそうはいきません。

2. 沐浴ではキレイなお湯で傷口を流す

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傷口はふさがっていますが、それでも沐浴の場合には、なるべくきれいなお湯を流すことを心がけるよう言われました。

ここで言うキレイなお湯とは、沐浴の浴槽に一度浸かったら、その浴槽以外で用意した別のお湯をかけると言うことです。

身体を洗ったら、その泡を流すために別に用意したお湯をかける必要があります。

時間経過とともにこれは気にしなくてもいいようになると思いますが、感染症などを防ぐことを考えると、やはり気をつけないといけないポイントです。

3. 手足を冷やさない

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基本的には、赤ちゃんは体温調節をする機能がまだ不完全なため、身体にたまった熱を足から発散すると言われています。

ですので、足が冷たくても、身体は温かい場合がありますので、無暗に足をあたためてしまうと熱が身体にこもってしまい汗びっしょりになってしまいます。

ただし、心臓に負担をかけないようにしないといけないヒナちゃんの場合、身体を冷やすことで体力が奪われることを防ぐために、手足が冷えないようにしなければいけません。

特にヒナちゃんが退院したのは秋から冬になる頃ですから、これには気を遣います。

風邪などの感染症にはすごく気をつけないといけないと、僕らはすごく気を遣いました。

退院後の生活でわかったこと

退院後の生活で気をつけないといけないことがありましたが、それでも僕らはなんとかやっていけそうだと思いました。

それは、以下のようなことがわかったからです。

3つの気をつけること以外は普通の新生児育児と同じ

気をつけることはありますが、それ以外は普通の新生児育児と同じでした。

僕らは、退院後の生活が始まるまではすごく不安だったんですが、いざ実際に始まってみると食欲もありますし、沐浴もできます。

風邪などに注意すること以外、普通の新生児育児と変わらずに毎日を過ごすことができています。

このまま次の手術まで順調に育ってくれることを祈っています。

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