修復術の前の心臓カテーテル検査の内容とスケジュール

房室中隔欠損症の治療や手術

今年の12月、もしくは来年の1月にヒナちゃんは心臓の修復術を行う予定です。

本当は体重が10kgに到達したら(体力もついて)手術をしましょうと言われていました。

それが早まったんです。

以前の記事で「生後9ヶ月での予想外の入院。」でも書きましたが、ヒナちゃんはRSウィルスに感染して入院してしまいました。

担当の先生が言うには、RSウィルスに感染してしまうとこれまでのような体重の増加が期待できなくなるらしいんです。

まだヒナちゃんの体重は8kgほどですが、修復術を年末にすることになりました。

今回はその修復術を行えるかどうかの判断をするための心臓カテーテル検査でした。

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修復術の前に行う心臓カテーテル検査とは

今回の検査は入院して行います。

期間は2泊3日で、この中日に検査を行います。

一般的に心臓カテーテル検査では以下のようなことを行います。

心臓カテーテル検査とは、手足の動脈からカテーテルと呼ばれる細い管を心臓の血管の入り口まで送り込み、カテーテルの先端より造影剤を注入して、心臓を栄養している血管(冠状動脈)の細くなったり、詰まったりしている部分を写し出す方法です。

引用元:岡村病院より

ヒナちゃんの場合、このカテーテル検査で次の手術(心臓の修復術)が可能かどうかをチェックしました。

このカテーテル検査で、

  • 肺動脈絞扼術で使ったバンドはしっかりと機能しているか
  • 心臓の中の血液は正常に流れているか
  • 心房・心室の血圧は正常か
  • 左右の肺にしっかりと血液は流れているか
  • 肺から戻ってくる血液の流れは正常か
  • 肺動脈の血圧は正常化 など

これらについて調べてくれます。

この検査で何らかの異常が見つかってしまえば手術が行えませんので、僕らにとっては分岐点となる瞬間でした。

心臓カテーテル検査の流れとスケジュール

今回の心臓カテーテル検査は一度延期になっています。

実は一度目の検査入院で、初日に熱が出てしまって検査が受けられずにすぐに退院してきてしまったんです。

そして2週間後、今度は無事に検査を受けることができました。

そこで、おおまかにですが今回の心臓カテーテル検査の流れとスケジュールをお伝えしたいと思います。

  1. 入院初日
    ・超音波検査、点滴など
  2. 検査当日
    ・朝から絶食、母乳やミルクも禁止
    ・朝9時頃に手術室へ
    ・9時半頃から麻酔開始
    ・10時半頃から心臓カテーテル検査開始
    ・12時頃終了、病室へ戻る
    ・カテーテルを挿入した両足の太ももの付け根を保護するため、午後4時まで両足と両手を「気をつけ」の形で専用の布で固定
    ・16時過ぎに「固定」を解除
    ・その後も安静
  3. 退院当日
    ・朝ごはん、おやつを食べる
    ・検査結果を聞く
    ・11時頃に退院

このように、検査が終われば次の日には退院ができます。

今回の心臓カテーテル検査の感想、注意点

今回の心臓カテーテル検査で、いろいろと感じたことがあります。

それは、たった3日の検査入院なのに心が揺さぶられたということです。

検査を通して僕らが感じた動揺

前回の手術から約10ヶ月が経ち、病気のことを忘れてしまいそうなくらい「いつも通り」の日常を過ごしてきて、久しぶりにヒナちゃんが病気だったことを思い知らされることになりました。

そして、検査後に体を固定されたヒナちゃんが体を動かしたいと大声で泣く姿はショッキングでした。

カテーテルを入れた傷口を保護するために、手術後4時間は体を固定していなければいけません。

その間、僕らは何もできず、どうすることもできません。

仰向けに寝て泣いているヒナちゃんのお腹をポンポンして優しく声を掛けることしかできません。

心臓カテーテル検査の注意点

検査は先生や看護師さんが全てフォローしてくれるので、僕らが何かをする必要はありません。

ただ、検査までの体調管理などには気をつけないといけません。

実際、僕らもヒナちゃんの健康管理には気を遣っていました。

上の子から風邪をもらわないように、すごく気をつけていました。

それでも過去に肺炎の一歩手前になるような入院になってしまったことがありました。

今回の心臓カテーテル検査でも健康管理に気を遣っていました。

一度目は発熱により延期になりましたが、それも入院してからの出来事でした。

そもそも心臓に負担がかかるので風邪を引かないように気をつけなければいけません。

少しでも万全な体調で検査を受けることができるように、これから検査に臨む人は十分に気をつけてください。

心臓カテーテル検査の結果

検査結果は造影剤が血管を通って流れている動画を見ながら伝えられました。

この手の動画(静止画も)に見慣れていないこともあって、心臓を輪切りにして映し出される動画は説明なしではわからないものでした。

ただ丁寧な説明をしていただいたことで、僕らは1つ1つの動画を理解することができました。

結果は「問題なし」

無事に修復術を行えるようになりました。

ただし、当初予定していた「体重が10kgになったら」というのは先日RSウィルスに感染したことにより前倒しになりましたので予定が早まりました。

それでも血流・血圧などが想定の範囲内のものであったため、来月(11月)に修復術を行うことになりました。

最後に

次の手術の予定が決まりました。

あと1ヶ月もありませんが、手術に向けていろいろな準備をしなければいけません。

  • ヒナちゃんの体調管理
  • 入院期間中のお見舞いや付き添いのスケジュール管理
  • 上の子の保育園の送迎
  • ママが付き添っている間の上の子たちの生活 など

これらのことを考え準備にしていると時間はあっという間に経ってしまいそうです。

不安を少しでも感じない時間が増えるのは逆にありがたい感じもしますが、それでも「もしも手術が失敗したら・・・」と悪い想像も出てきてしまうことがあります。

そんなときはしっかりとママと気持ちを共有して、「大丈夫、頑張ろう」と思うようにしています。

次はいよいよ修復術です。

僕らもヒナちゃんも、よい準備ができて当日を迎えることができるよう頑張りたいと思います。

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