先天性心疾患の子どもでも加入できる保険や共済についてまとめました

治療や手術にかかるお金

心内修復術を受けたのが2017年11月でしたので、もうすぐ2年が経とうとしています。

お陰さまで、ひなちゃんはその後も順調に成長し、2歳半で体重も13kgを超えてきて、保育園でも元気に遊ぶ毎日を過ごしています。

心臓に疾患があったのが嘘みたいに毎日元気ですが、僕らにはひとつ気がかりなことがありました。

それは、ひなちゃんのような乳幼児が加入できる保険はあるかどうかということです。

一般的な生命保険や共済は、先天性心疾患がある子どもは基本的に加入することができません。

これは、加入時の手続きの中にある健康告知で「保険への加入は難しい」と保険会社に判断されてしまうからです。

保険会社の判断はごもっともですが、しかしそれでも、将来また手術をするかもしれない可能性があるひなちゃんの医療費の負担は少しでも軽くしてあげたいという思いが強くあります。

色々と調べた結果、コープ(co-op)共済の「たすけあい(ジュニア20コース)」の中のJ1900円コースなら、ひなちゃんでも加入できるとわかりましたので、その保障内容や保険料、手続きの方法などについて紹介したいと思います。

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コープ共済「たすけあい(ジュニア20コース)」J1900円コースの保障内容と保険料

「たすけあい(ジュニア20コース)」J1900円コースの保障内容と保険料は以下の通りです。

表の中の「告知事項A(加入条件ゆるやか)」という部分が、先天性心疾患の子どもでも加入できる可能性のあるJ1900円コースです。

このコースは、0歳から加入できるというのもポイントのひとつです。

加入できる年齢(発効日時点)/性別 0歳~満19歳/男性・女性
保障期間 満20歳の満期日まで
満期以降の継続コース 女性コース・医療コースなどで保障を続けられます。
(詳しくは満期時にご案内します)
加入時の告知事項 告知事項B 告知事項A
(加入条件
ゆるやか)
支払内容/コース名 J1000円コース J2000円コース J1900円コース
月掛金 1,000円 2,000円 1,900円
病気入院・事故 (ケガ) 入院(1日目から360日分) 日額 6,000円 日額 10,000円 日額 5,000円
事故 (ケガ) 通院(事故日から180日以内 1日目から90日分) 日額 2,000円 日額 3,000円 日額 2,000円
手術
(共済事業規約に定める支払対象手術を受けた場合)
手術の内容により金額が変わります
5・10・20万円 10・20・40万円 4・8・16万円
長期入院
(270日以上連続した入院)
36万円 60万円 30万円
事故後遺障害
(事故日から2年以内の所定の後遺障害状態)障害の程度に応じて金額が変わります
14~350万円 28~700万円 14~350万円
病気死亡・重度障害 100万円 500万円 100万円
事故死亡・事故重度障害
(事故日から2年以内)

上記にプラス
50万円

上記にプラス
300万円

上記にプラス
50万円

親死亡・親重度障害
(扶養者を含む)
4万円 20万円 4万円
扶養者事故死亡・
扶養者事故重度障害

(事故日から2年以内)
100万円 700万円 100万円

コープ共済「たすけあい(ジュニア20コース)」J1900円コースの手続き方法

実際に加入を検討するうえで、コープ共済のホームページなどを調べてみた結果、思っていた以上に簡単に手続きができることがわかりました。

以下にその手続き方法や健康告知について、調べてみてわかったことを紹介します。

コープ共済「たすけあい(ジュニア20コース)」J1900円コースの加入手続きはインターネット経由で可能

加入手続きは書類を取り寄せて、必要事項を記入して返送するスタイルが基本でしたが、今ではインターネット経由で24時間365日申込ができるようになりました。

ただし、コープ(生協)に加入していない人の場合、共済への加入手続きと一緒にコープへの加入手続きをする必要がありますので注意が必要です。

その際には500~1,000円程度の「出資金」といわれるお金が必要になりますので覚えておきましょう(コープ脱退時に返還されます)。

先天性心疾患の子どもの加入手続きで注意する健康告知について

一番気にするところが、この「健康告知」についてです。

先天性心疾患の子どもでも加入できるかは、この健康告知がどうなっているかを見れば一目瞭然です。

コープ共済「たすけあい(ジュニア20コース)」J1900円コースでは、加入時の告知項目が2つだけと緩やかな設定になっています。

以下はその告知項目です。

申込日当日における被共済者の健康状態について、「いいえ」または「はい」でお答えください。
1 :現在、入院中ですか?
※入院する日や退院する日に申し込む場合も「はい」となります。
いいえ はい
2 :現在、医師から、「今後1年以内の入院または手術」をすすめられている状況ですか?
※実施するか否か、または実施時期の判断を、本人や家族にまかせられている場合も「はい」となります。
※実施時期が未定の場合も「はい」となります。
いいえ はい

※回答がひとつでも「はい」の場合には加入できません

この告知項目を、現在のひなちゃんに当てはめて考えてみるとこうなります。

1 :現在、入院中ですか?
→ 入院はしていない

2 :現在、医師から、「今後1年以内の入院または手術」をすすめられている状況ですか?
→ 1年に一度の定期検査でもほとんど異常は感じられず、数値も問題ない。今後1年以内の入院や手術もすすめられていない

このように、房室中隔欠損症と診断されて、心内修復術を終え経過観察中のひなちゃんでも、コープ共済の「たすけあい(ジュニア20コース)」J1900円コースには加入できるということがわかりました。

まとめ

ひなちゃんのような先天性心疾患を持っている子どもでも、保険(共済)に加入することができることがわかりました。

ただ、このコースは満19歳までしか継続できませんので、それ以降の手術や入院に対する不安や心配が残りますが、もしその間に他の生命保険なども含めてさらに保障内容の良い商品が出ていたなら、その都度見直しをしようと考えています。

とりあえず、先天性心疾患でもある房室中隔欠損症の病歴があっても、2つの健康告知をクリアしていれば加入できる保険(共済)があるということがわかり、お世話になることを決めました。

もしこの経験が、僕らと同じ心配をしている人に届くことがあれば嬉しいです。

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