肺動脈絞扼術から3ヶ月、術後の経過と子どもの成長

家族の歩み

肺動脈絞扼術を受けてから3ヶ月が経ちました。

あっという間の3ヶ月でした。

この3ヶ月間で、ヒナちゃんがどう成長したか、術後の経過はどうかをまとめたいと思います。

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術後の経過

生後すぐに我が子が房室中隔欠損症と診断され、1ヶ月もしないうちに心臓の手術を受けることになりました。

気持ちが現実についていかないままに始まって終わった手術。

恐れていた手術後の合併症が起こり、再手術をして退院するまでさらに1ヶ月。

僕らはこの時期、体力的にも精神的にも疲弊していました。

一番大変だったのはヒナちゃんであることは僕らもわかっています。

しかし、僕らも初めての経験です。

そして、まだ上の子が小さいこともあり、子育てをしながらのヒナちゃんのフォローは正直言って大変でした。

退院して3ヶ月が経つ今、手術の傷跡もだいぶ目立たなくなってきました。

ヒナちゃんは女の子ですので、このことはすごく嬉しいことです(また手術がありますが)。

そして定期健診でもエコー検査などをして、心臓の状態も悪くなく、肺動脈絞扼術を受けた血管も順調に血液を送ってくれています。

術後の経過は今のところ順調です。

術後の生活と子どもの成長

初めての手術(肺動脈絞扼術)は、言わば本番前の応急処置的な手術でした。

本番はヒナちゃんの体重が10kgを超えた頃に行う予定です。

なぜ10kgを超えないと本番が受けられないかと言うと、小さな体と心臓では、本番の手術に耐えることができないからです。

体重が手術の目安となる10kg近くまで増えたら、欠損している弁の修復手術を行います。

人工心肺を用いて房室中隔欠損孔をパッチで塞いで心房・心室を左右に分け戻し、それによって左右に分けられた共通房室弁についても、合せ具合が悪く逆流が多い場合には弁の形成を行います。

成長に不安はあった

「体重が10kgを超える」ことは、通常の赤ちゃんなら普通に成長すれば問題ないでしょう。

しかし、ヒナちゃんは無事に成長してくれるかどうか、怖くて不安がいっぱいでした。

もちろん、いっぱい母乳を飲んで大きく成長して欲しいですが、そもそも母乳を元気に飲んでくれるかどうかもわかりません。

母乳を始めたばかりのときに、すぐに手術へと向かっていきましたから・・・

だから、通常なら1歳から2歳までの間に10kgほどになり、手術を行うことができると言われていましたが、その時期が後ろにズレることもあると心配をしていました。

しかし、ヒナちゃんは僕らの不安を一蹴するように元気に成長してくれたんです。

母乳をたくさん飲み、体重もどんどん増える

ヒナちゃんは約2,900gで生まれてきました。

手術をし、退院してきて自宅で過ごしている現在、体重は3ヶ月で5kgを超えるまでに成長しました。

母乳もたくさん飲んでくれます。

睡眠のリズムもできてきて、夜に長時間寝てくれるようになってきました。

心臓の負担を考えれば、長時間泣かせることはできませんが、それでも少し前に手術をしたことなんか忘れてしまうくらいに元気に大きく成長してくれています。

先日、上の子の風邪がうつってしまい、鼻水が出てしまうことがありました。

ヒナちゃんの心臓のことを考えれば、風邪などの感染症には絶対に感染させたくありません。

しかし、ヒナちゃんは早めに処方された薬の効果もあって、大事に至ることはありませんでした。

このまま春を迎えて、秋になる頃には本番の手術を迎えることができるように、僕ら親も気をつけながらヒナちゃんの成長を見守っていきたいと思います。

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